庄内中学校 男子バレーボール部

東海大会を突破し、いざ全国の舞台へ。

庄内中学校 男子バレーボール部

昨年の夏季大会では、浜松地区大会の準決勝で湖東中学校とフルセットまでもつれ込む激闘を演じるも、あと一歩及ばずベスト4。この結果、県大会でのシード権獲得はならなかった。迎えた県大会では、初戦で日本代表選手を擁する優勝候補筆頭の袋井中学校と対戦。善戦するも力の差を見せつけられ、敗戦。東海大会への道はここで途絶えることとなった。

そんな先輩たちの背中を見てきた今年のチームは、初陣となる新人戦浜松地区大会で準優勝を飾る。西部大会では準々決勝で浜名中学校に敗れ、5位と4強入りを逃したものの、県大会ではベスト4に進出。夏に果たせなかった東海大会への出場権を獲得した。その東海大会でも、予選を突破して決勝トーナメントへと進出。5位という成績を収める快進撃を見せた。その後も、浜松市スポーツ祭や春の選手権で常にベスト4進出を果たし、群雄割拠の男子バレーボールにおいて、強豪としての地位を確立してきた。

そんな同部だが、バレーボール経験者は、ほぼゼロと、中学に入ってからバレーボールを始めた選手たちばかり。そのため、練習では基礎を徹底的に反復し、イチから技術を磨き上げていく。さらに、厳しい練習に耐えるための基礎体力作りにも着手。土台となる身体づくりを行ってきた。その成果もあり、ケガ人がほとんどいないのも特筆すべき点だろう。厳しい練習を乗り越え、心・技・体の全てを鍛えながら、着実に力をつけ、東海という舞台まで駆け上がった。

キャプテンの吉岡琉翔くんは、「男子バレーボール部は、歴史も伝統もあり、この学校の象徴のような部活だと思います。その誇りを持って、学校を引っ張っていけるような集団でありたいです」と話す。

今年のチームの武器は、エースでキャプテンの吉岡くんを中心とした破壊力抜群の攻撃力。東海大会出場という目標を達成した彼らの次の目標は、全国大会に出場すること。しかし、攻撃力だけでは全国大会には届かない。

セッターの山田英人くんは、「東海大会ではレベルの違いを実感しました。速さも高さも県内とはレベルが違う。なので、相手の攻撃を粘り強く拾うこと、そして、どんなボールでも攻撃に繋げられるようにしていきたいです」と夏に向けて克服すべき点を見つめた。

その言葉通り、夏に向けて取り組んできたのが、ラリー戦でも負けない粘り強さと、コンビの連携。県内でも追われる立場の同部。そのチームのエースともなれば、マークされるのは必定。エースが決め切れなかった時に我慢比べを続けられる守備力の向上は重要なポイントとなる。さらに攻撃では、エース以外の決定力アップが必須。センター攻撃の質を上げ、攻撃のバリエーションを増やし、万全の準備をして最後の夏に挑む。

県内最大の激戦区と言われる浜松地区。今年も、岡崎中学校や浜名中学校、可美中学校など同地区内に県トップレベルの強豪校が溢れている。同部も常に上位を維持しているもののタイトルは手にしていない。まずは、浜松地区大会でタイトルを獲得し、弾みをつけたいところ。そして、県大会を突破し、東海で3枠という全国大会への切符を狙う。

明確な目標を掲げ、高い意識を持って取り組んできた三年間。その集大成として、これまで取り組んできた姿勢の真価が、ここで問われる。全国への扉をこじ開け、彼らがまた新たな歴史を作る。
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