編集長のひとりごと

在るべき姿は
 プレイヤーズファースト。

新チーム最初の大会である新人戦が終わった。
結果が出たチームもあれば、思うような結果が出ず、厳しい冬を送っているチームもあることだろう。
インターハイまではあと15週程度。時間はあるようで、ない。
それぞれが目的を持った一日を送って欲しい。

話は変わるが、先日、某大学の講和を聴いた時の話をしたい。
テーマは「スポーツの在り方について」。主には「部活動の在り方はおかしくないか」という問題提起だったこともあり、賛同できる部分と賛同できない部分はあったのだが、気になった点を考えてみたい。

部活動でおかしな点は4つ。

「最後の大会が終わると引退するというのはおかしくない?」と、「テスト前に部活が禁止っておかしくない?」、「ひとつの学校にひとつのチームしかないのはなぜ?」、「何でも教師がやってしまうのはなぜ?」ということ。

まず気になったのは「ひとつの学校にひとつのチームしかない」という点。

確かに学校に応じて部員数は大きく異なる。

野球部で考えてみても、10人に満たない学校もなれば、50人以上、100人にも迫る部員を抱える学校もある。試合に出場する選手が10数人だとすると、大所帯のチームでは、ほとんどの部員が試合に出場することができない、ということになる。
レギュラー中心に練習をするチームも多くあるため、ほとんどの部員は、野球をやりたくて野球部に入ったのに、ほとんど野球ができない、という状態に陥ることになる。
「そんなの当たり前だ」と言われるかもしれないが、よくよく考えればこれは“おかしい”。
ほとんどの場合、部費が存在する。部員は全員これを均等に支払う。にも関わらず、ボールに触るのはほとんどがレギュラー陣。これではやはり公平とは言えない。

平等とは言わないまで言わないまでも、公平感は欲しいような気がする。

次にというか、最も気になったのが「何でも教師がやってしまう」という点。

これについてもう少し補足をすると、部活というピラミッドの頂点には監督(教師)がいて、その下にコーチ、さらにその下(最も下)に選手がいるのだという。
監督は徹底したトップダウンで、選手たちに「やらせる」。
時に罵声を浴びせ、自分の指示と異なることをしようものなら、有無も言わさず「外す」。負けた時には「今年は選手が揃っていなかった」と言い、勝った時には「采配が的中した」と言う。

これが部活動の縮図だと。

本来在るべき姿は「プレイヤーズファースト」。

ピラミッドの頂点には選手がおり、その下にコーチ、それらを支える逆三角形となるのが部活の正しい形。
この3月、県立岐阜商業高校の監督に就任する、前秀岳館高校野球部監督の鍛冶舎巧さんは就任の取材に対し、「伝統ある公立校ほど、上からの指示が多いと感じています。指導者サイドからすると、どうしても“教える”というスタイルを取りたがるものなんです。つまり、子ども側からすると“パッシブ・ラーニング(受動的学習)”になってしまう。でも私は“アクティブ・ラーニング(積極的学習)”というスタイルで、ひとりひとりの個性と向き合ってきました」と答えていた。

スポーツの在り方が大きく進歩する中で、部活動は取り残されている感が、残念ながらする。

子どもたち自らが目標を設定し、そこまでの手段を構築し、自らが行動する。その手助けをするのが監督の役割。そんな形が部活の在り方になれば全てが大きく変わる。

大学の講和、そして鍛冶舎さんの言葉からそれを強く感じた。

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