編集長のひとりごと

父母会の在り方について考える。

中学三年生にとって“最後の大会”となる、中体連夏季大会も地区大会が終了。
本誌が発行される頃には、県大会が始まっている。

詳細は次号で掲載するが、この時点でほとんどの中学三年生の部活が終わっていることになる。
望んでいた結果ではなかったのかもしれないが、必ずや何らかの成果はあったはず。

例えば、「凄いピッチャーからヒットが打てた」とか、「一対一で相手エースを止められた」とか、「チーム一体となって戦うことができた」など、自分なりの成果を手に、高校へと進んでくれたら幸いである。

さて、今回は“父母会”について雑感を述べたい。

父母会長なる役割を二回ほどやった経験からか、よく「父母会の在り方」について相談される。

一回目は娘が中学生の時。

バレーボール部なのだが、部員数は6人。
最上級生4人の親の中から父母会長を選ぶのだが、最年長だからという理由で選ばれた。
この時は正直、何をやればいいのかよく分からなかった。

大会に参加できるギリギリしか部員がいなかったため、大会はもちろん、練習試合でさえ、ほとんどの親が応援にきた。お茶当番や、配車当番を無理して決める必要はなかった。

「父母会は必要なのかな」と真剣に考えてしまい、先生に相談。

チームへの携わり方を聞くと、先生は、「応援してください」とだけ言った。
先生曰く、「応援で5点違う。子供たちを勝たすために応援をお願いします」と言われた。
「父母会とは、子供たちを応援する存在なのか」と、懸命に応援した。

すると結果が出た。

しかし、応援しすぎも考えもの。
大声を張り上げ応援をしていると、自然と感情移入していく。
それが必要以上に増長されてしまい、いつしか“上から目線”になってしまっていた。
最後には、子供たちが親の顔色を見ながらプレーしていたように思う。
もちろん、結果は出なかった。

二回目は息子の高校野球。

70人を超える大所帯の父母会長になってしまった。
前任の会長の激務を目の当たりにしていたため、副会長を中心にグループを作り、業務を全て分担。
個々の負担を軽減するとともに、担当の父兄が試合を見にきやすい環境を整えた。

父母会の取り組みとしては、最初から最後まで「挨拶キャンペーン」なる運動を行った。
親同士、顔を合わせればまず大きな声で挨拶。「親は子を映す鏡」と考え、子供にやってほしいことを親が実践した。

チームの長所はワイワイ盛り上がるお祭り野球。
もちろん父母会も同調すべく、ワイワイ応援もした。

上から目線にならないように意識しながら。

ただ、他のチームに目をやるとさまざまなタイプの父母会がある。

注意深かったのは某強豪チーム。

さまざまな決まり事の中で、興味深かったのは、「プレーに一喜一憂しない」という決まり。
「ヤッター」などと声援を挙げることなどない。
ただ手を叩くだけ。

「それってどうなの?」と思っていたが、それは親だけではなかった。

プレーする選手たちも一喜一憂することはなかった。
坦々とプレーする選手、それを何事もなかったかのように見守る父母会。
この両者の関係が“常勝”を生み出すのだと感じた。

応援するのも、ただ見守るのも、チームの邪魔になっていなければどちらも正解。

チームの持つ色を、ちょっとだけ濃くするのが父母会の役割なのかも知れない。

「子供たちに成長させてもらっている」。

そんな謙虚さを持つ父母会で在りたいものである。

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