はなきりん

子供の選択肢を
 増やせる親に。

子供の健やかで健全な成長を願うのはどこの親も同じこと。ただ、そのやり方、考え方が正しいかは分からない。「親の役割」について考えるきっかけになってもらえれば。今回から連載で「親の役割」について考えます。

「親の役割」というと、皆さんは何を思い浮かべますか。私がよく耳にするのは「子供が自立するまでは」、「大学を卒業するまでは」、「社会人になるまでは」、「自立して生きていけるように」などがあります。それらのほとんどは“経済的サポート”を意味していたり、漠然なもので具体的でなかったりします。

親の役割とは「将来の子供の選択肢を広げてあげること」それは、将来子供が何かになりたい。こんな風になりたいと思った時に、何にでもなれ、出来るよう、子供に身に付けてあげること。お金は必要な要素のひとつでしかなく、漠然だと実現させるための具体的な方法は見つかりません。

親が子供に願う常に一位にくるのは、産んでくれてありがとうと思える幸せな人生を歩んでくれること。自由に思い通りに生きていってくれればと思うもの。今回から連載させていただく中で、子育て真っ最中の読者の方が「自分流の子育て論」を持ってもらえるよう書き綴ってみたいと思います。

まず子育てする親の役割を担う残り時間の計算から始めてみましょう。23という数字から子供の年齢を引き算してください。例えば14歳だったら「23-14=9」となります。この「9」という数字が親役の残り時間です。計算されると意外と短いと思われた人、多いのではないですか。23という数字は、大学を卒業する年齢で、子供が社会人一年生になる年齢です。厳しい言い方かもしれませんが、親にとって子供は一時の同居人だと私はよく講演で言います。親役の残り時間の間に、将来の選択肢を広げるために、何を身に付けさせるかを考える大切なキーワードが2つあり、「生涯」、「何故」、これを常に考えるトレーニングを今日から親子でスタートしてください。この2つを考える力を身に付けることは、生き抜くための大きな力になってくれます。

「生涯」…目先の事で判断するのではなく、「生涯」または「将来」で考える。「何故」…全ての事に理由を持つ。

例えば、「将来、万が一、○○な状況になったらどうする?」と質問をした答えが「そうなってみないとわからない。」また、「どうして、○○してるの?」という質問の答えが「当たり前でしょ」このふたつ、日本人ならではの答えです。

多くの相談を受ける中で、沢山の質問をしますが、多くの日本人は将来を考えていないし、理由を持っていないことがわかりました。特に日本の場合、習慣性として調和を図り、協調性に優れているというものがあり、「普通、当たり前、一般的、みんな…」というものがあり、これが理由だと勘違いしていたりします。

例えば、「子供のお弁当を何故作るのか?」という質問に皆さんなら何て答えますか。「母親だから」という答えが聞こえてきそうですが、それは理由ではありません。もし皆さんが(ないと願いますが)もう一度結婚するなら、料理が出来る人、出来ない人ならどちらを相手に選びますか。答えは決まっていると思いますが、それなら、子供だって料理を身に付けた方が将来の結婚のハードルは下がるわけです。これも将来の選択肢を広げてあげる方法のひとつになるわけです。

はなきりん

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